CMデビュー

と、言ってもTV用CMではなく競技場で流される企業CM。
30歳前後のサラリーマンのキャストが見つからず、急遽キャスティングされた。スタジオへ入り、監督、カメラマン、音声、照明は準備にかかり、キャストは待機。もう一人サラリーマン役候補がいて、監督が実際に見て自分とどっちにするか決めることになっていた。衣装合わせしてその後、声がかかる。自分に決まってしまったのだ。もう一人は少し若く見えすぎたため。
お弁当を食べていると、今度はメイク。髪を整え、ファンデーション塗って。そしてリハーサル。
ほんとに一瞬のカット、でもやってみると完成の絵がイメージできないし、自分がどう動いているかもわからずうまく動けなかった。一度カメラチェックしてみると変。大げさに動いたほうがよい。その後も何度か練習して本番。監督も気を使ってくれて丁寧に指導してくれた。1テイク終わる度にスタイリストさんが髪、衣装さんが衣装を整えてと、テレビでやってるシーンが自分の身に起こっている。そして9回目でOKが出て、とりあえず終わった。その後も別のカットで少しやって自分の出番の撮影は修了した。
スタジオに初めて入ったけど、異様な空間だった。
スタッフは監督、カメラ、音声、照明、スタイリスト、メイクさんがいて、さらに広告代理店の人、クライアントまで見に来ていた。自分の演技がクライアントにどう写ったのか気になる。がっくりしてなければいいけど。

夜はスタッフと打ち上げ。普段接点のない人たちと仕事ができて、とても楽しかった。